一般的に日本の大学生は家族との関わりが外国の大学生と比べると薄いと言われています。そこで、日本人の平均寿命という観点から帰省の重要性について考えてみました。
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まず、前提条件として、
・日本人男性の平均寿命は約81歳
・日本人女性の平均寿命は約87歳
・大学生は18歳で大学入学したものとする
・一般的な世代交代のサイクルは約30年
・大学入学以降、年2回のみ帰省
・計算簡略化のため平均寿命を平均余命の材料として流用
として試算した場合、現役合格した下宿大学生が「残りの人生全体」で家族と会える回数を計算すると
・祖父とは約6回
・祖母とは約18回
・父親とは約64回
・母親とは約78回
という結果になります。
すごく極端な話をすると、「下宿大学生は、大学合格時点で、この回数分だけ家族と過ごしたら、残りの人生ではもう二度とその家族と会えない」とも言えるかもしれません。
いつでも会えると思っていても理論値を出してみると意外に少ないことがわかります。この結果は理論値なので、実際はもっと少ないかもしれません。そんなわけで、個人的には比較的時間のある大学生の間くらいは帰省して、家族と積極的にコミュニケーションをとっておいた方がいいと思います。
ちなみに、帰省のメリットについて露骨に実利的な面も挙げてみると例えばこんな面もあったりします。
・帰省時に祖父母から教育費等の直接援助を受けた場合、両親経由の贈与・相続を省略出来る分、将来払うはずだった贈与税・相続税を回避節約できる。
・定期的な帰省によって火事、盗難、詐欺、孤独死といったネガティブ要因による相続予定財産の資産価値の下落リスクを下げられる。
・仮想通貨や株といった本人しか知らない隠し財産を把握できる可能性が高まり、将来相続可能な資産総額が増える。
・万が一相続争いが起きた時、帰省時の世話や手伝いを実績として相続の優先権を主張できる場合がある。
流石にこれだけの理由で夏休みや冬休みの帰省の予定を決めるのは良くないですが、こうした側面もあることも知っておくのは損ではないと思います。
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