夏といえば、肝試しに怖い話をするのが定番ですね。
今回は、移転して今は廃墟となってしまった旧大阪外大・大阪大学外国語学部の旧箕面キャンパス（箕面市粟生間谷東）の怖い話を少し紹介してみます。
関連：ここが不便！大阪大学新箕面キャンパスの問題点を阪大生に聞いてみた
関連：大阪大学に関する過去記事
関連：大阪大学に関する過去記事
今回の話は、阪大時代に旧箕面キャンパスの敷地内にあった学生寮に住んでいた時に先輩から聞いた、箕面キャンパスや外国語学部の怖い話となります。
１．不自然な建物の転落防止ネット
２．学生寮の自○の噂
３．夜のキャンパスを歩く幽霊
４．開かずの間
５．消えた学友、入れ替わった学友
以下、順番に解説していきます。
１．不自然な建物の転落防止ネット
旧箕面キャンパスの研究棟や、キャンパス内にあった学生寮の間には、他のキャンパスよりも不自然な程に転落防止ネットが綿密に張り巡らせられていました。
大学の説明では、建物の経年劣化で時折破片が落ちる事があるそうですが、そもそも進級が難しく留年率が高い阪大外国語学部、未来を嘆いて我が身を投じる人もいたとかいないとか。どちらにせよ危険ですね。
２．学生寮の自○の噂
旧箕面キャンパス内には男女の学生寮（向陽寮・もみじ寮）と留学生寮がありました。寮生活は比較的自由放任な気風があり、自室の使い方は自由でしたが、まれに、警察や救急が来ることがあったり、ＧＷや夏休みのタイミングで隣人にも挨拶なく荷物ごと姿を消した学生もいたようです。
大半は体調不良での短期入院や単なる引っ越しの人だったようですが、まれに事務員や清掃業者と警察が手袋マスクの重装備で大挙して押し寄せたり、変なタイミングで大学そのものから姿を消した話もあり、単なる引っ越しではなかった人もいたようです。
３．夜のキャンパスを歩く幽霊
旧箕面キャンパスには当然のように、幽霊話もあり、いろいろなパターンの話を聞きました。例えば、研究棟やサークル棟を深夜に歩く人影や、深夜の学生寮の不自然なドアの音といった具合です。
こうした話は案外、寮生や警備員や教員が相互に見間違えた可能性が高いですが、中には目の前から突如消失したりと、物理的にありえない不自然な挙動の話も聞いたことがあります。
またお盆の夜にはキャンパスから外大坂を無表情で一列に下る一団の話もあり、これはどうやらキャンパス内で志半ばで落命した学生が幽霊になって一斉に帰省する話だそうです。
４．開かずの間
大阪大学旧箕面キャンパスは大阪外国語大学から阪大になる時、そして船場の新キャンパスに移転する過程で徐々に人的な規模が縮小されていき、それに伴う空き部屋が増えてきました。
研究棟・サークル棟・学生寮にも空き部屋はありましたが、何かきっかけがあれば物置やイベントスペースとして再利用されることはあり、数年間ずっと閉まったままの部屋は、案外少ない感じでした。
しかし、とある空き部屋は立地もよく両隣の部屋はよく使われているのにも関わらず、数年間の間なぜか一度も開かれた形跡がなく、窓からお札のようなものが見えたり、夜には異音が聞こえるとの噂もありました。
真相は今となっては闇の中ですが、どうやら過去に事故や事件があったとか。
５．消えた学友、入れ替わった学友
ここまで幽霊の話が続きましたが、旧キャンパス内で住んでいた寮生を除けば深夜にキャンパスを歩くことは少なく、それよりも普通の阪大生には普段の人間関係の方が気になる話題でした。
しかし、そんな現実の人間関係にも不可解な話はあり、これまで何度か授業でも見覚えのある知り合いが、ある時突然姿を消し、よく調べてみたら、本人が言っていた専攻語にはそもそも存在しない人物で、周りの友人に聞いてもそんな人は見たことも聞いたこともない人物であったとか。
また逆に、夏休み明けに再開した同期が、顔かたちや服装、話し方や趣味趣向まで自分が知っている人物とは全く異なる人間に変貌していた一方、自分以外の同期は何も違和感を感じておらず、むしろ疑う本人が異常だと心配する声も。
はたして、変わってしまったのは、その知り合いなのか、それとも自分だけが似て非なるパラレルワールドに転移してしまったのか、謎は深まるばかりです。
以上、５つの話となります。
ホラー寄りの話をまとめてみましたが、こうした噂話は案外、寮生や外語生や留学生のなんでもない小話に尾ひれがついただけではないかとも内心思っています。
当時の箕面キャンパスは、周囲に娯楽のない彩都西の山奥に位置していたため、退屈でつまらない寮生活の学生には、こうした怪談話もある種の暇つぶしの一つとなっていました。
実際のところ、阪大の大学生活においては、生身の人間との人間関係、進級失敗や卒業単位不足、就職内定ゼロの話の方が、阪大生にリアルな恐怖感を感じさせる話題であると思います。
今回は、比較的刺激の少ない話をまとめましたが、他にも刺激の強い話は聞いたことはあるので、今後も需要があればそちらも紹介してみたいと思います。
ちなみに、阪大の箕面キャンパスの寮時代の話は以下の記事でも紹介しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿