先日、7月上旬に宿泊した「星野リゾート・界遠州」は、ユニークな体験もあり、それなりによい時間を過ごせました。一方で、事前に見聞きしていた情報よりも劣化していたり、個人的にがっかりしたポイントもいくつか見えてしまったので、今回は正確な情報提供と改善の期待を込めて、個人的に残念だった部分をまとめてみました。
目次
１．事前情報よりも劣化していた部分
２．当日がっかりした部分
３．良かった点と界遠州に向いている人
１．事前情報よりも劣化していた部分
界遠州は以前に行かれた方のブログや動画などで、サービス内容や設備といった情報を知っていましたが、コロナ対策名目の経費削減の影響か以下のような部分は削られていました。
・浜松駅から界遠州までの送迎バスの廃止（停止？）
・お風呂にあるお茶でできた生パックが廃止。
・トラベルライブラリーのお茶菓子が廃止。
・お部屋のお茶菓子が地元のお菓子屋さんの生菓子から星のやのちゃまるけに変更。
・昔は食後のデザートが3種類くらいから選択式だったのに、抹茶あんみつだけになった。
・抹茶あんみつに乗ってるアイスが明らかに市販品のラクトアイスに変わり、ボリュームも減った。
お菓子やデザートの変化は自分よりも家族の方が憤慨していましたが、個人的にはバスの廃止が痛かったです。界遠州から徒歩圏内のエリアは浜名湖パルパルかコンビニくらいしかなく、小料理屋や土産物屋や他の観光施設は少し離れたエリアになるので、遠鉄バスで移動する人には少し不便だと思います。
２．当日がっかりした部分
・食事について
夕食の最後のうなぎ釜めしは、量が多く夜食として包んでくれると言われたので、お言葉に甘えて少しの味見だけして大半は夜食用にお任せしましたが、お部屋で包みを開けたら、中にはうなぎや卵といった具材が一切ないご飯部分のみしか入っておらず、とても残念でした。また、お茶がテーマの界遠州ですが、お食事の際の飲み物で、お茶について細かく指定できなかったのはもったいないと思いました。
・トラベルライブラリーと売店について
トラベルライブラリーの茶器はコップと茶こしがセットになった便利な物でしたが、よく見ると茶渋が目立ち残念でした。また茶こしの目が荒いので、お湯を入れると細かい茶葉がもれてコップに浮いてしまうので、スプーン型の茶こしなどがあったらさらに便利だと思いました。また売店は、暗くて狭く品揃えもイマイチな印象でした。
・お部屋について
お部屋は浜名湖が見える景色のいい部屋でしたが、テレビの周辺などホコリの拭き忘れがあり掃除が甘い印象でした。また、夏場なのに部屋のエアコンの効きが微妙に悪く、寝るときは少々困りました。
・お風呂について
お風呂は、朝と夜で入れ替わる2種類の異なる風呂でしたが、事前説明が少なくどちらかだけしか入らないとつまらないと思いました。そして片方の露天風呂は羽虫の混入が目立ち、もう片方の風呂は木製のお茶風呂でしたが、どうも清掃不足由来のヌルヌル感を感じました。そしてお茶風呂の方だけサウナがありましたが、なんと動いていなかったです・・・
・アンケートについて
チェックアウト後のアンケートは時間をかけて書かせた割に、特にお詫びやフィードバックもなく、なんか残念でした。後でよく見たら「記入内容に返事はしない」との文もありましたが、返事すべき内容に返事するのは当然だと思います。
３．良かった点と界遠州に向いている人
ここまでダメ出しの連続となってしまいましたが、静かな湖畔を眺めながら上品な食事を楽しめたのは良かったです。また、スタッフさんのホスピタリティやコミュ力は好印象で、お宿としての一定のレベル感は感じました。そして、お部屋のお茶の香炉はユニークで面白いと思いました。
そのため界遠州は、こんな人にオススメだと思いました。
・界シリーズ1回目の方
・スタッフの方とのコミュニケーションを楽しみたい方
・客室内での滞在時間が短い方
・車やバイクで自由に移動できる方
やはり界遠州は直近で行った界加賀との比較になってしまい、残念な部分が目立つ感想になってしまいましたが、比較対象がない方にはユニークな体験は魅力的に感じる部分は多いと思います。今後の改善を期待します。
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