2015-08-08

大阪大学に合格するための勉強法/問題集/参考書等をまとめてみた-阪大合格体験記

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今回は、海外留学後、浪人生活を経て、大阪大学へ合格するまでの流れと勉強法・参考書等をまとめてみました。
関連:大阪大学に関する過去記事


<志望校と結果>
・現役時代
高校休学して行った海外留学の体験から志望校を阪大へ変更
地方の自称進学校レベルの高校のギリ上位層(でも阪大はとても無理)
大阪大学外国語学部(前期・後期)不合格
南山大学外国語学部アジア学科不合格
・浪人時代
寮でアニメ三昧・旅行三昧の楽園生活を楽しみつつ河合塾大阪校へ
大阪大学外国語学部(前期合格・後期は出願のみで受験せず)
南山大学外国語学部アジア学科合格
京都産業大学外国語学部合格
同志社大学グローバル地域文化学部「不」合格
・現在
箕面外大の劣等生 \(^o^)/オワタ

ちなみに同志社受験は記念受験かつ三宮に遊びに行くための口実で、休み時間にはごちうさを見ていました・・・それから、自分の阪大のセンター試験成績は専攻語の合格最低点だったようです、赤本に記録を刻めてラッキー!?

<センター試験対策について>
センター試験対策の参考書としては基本的に赤本・黒本・青本やチャート式などの問題と解答が別冊になっている問題集がおすすめです。使い分けの基準としては以下のとおりです。使い方としては、一通り解いて、わからないものは手持ちの教科書や参考書を辞書代わりに使って調べて、メモし、時間を置いて再チャレンジ、が基本戦略です。

・得意科目・・・赤本のみ、余裕があれば黒本・青本
・苦手理系科目・・・赤本や赤本レベル以下の問題集、チャート式黄色
・苦手文系科目・・・教科書、一問一答方式ではない参考書と赤本

以上に加えて自分が使った教科別の参考書・問題集と使い方を紹介します。結構冊数があるように見えますが、全部Amazonの中古本を買ったので、かなり低コストです。

<センター試験対策の科目別の参考書・問題集>
*英語
英語はセンター試験レベルは得意だったので、二次対策を意識して取り組みました。英単語帳の使い方としては、章ごとに単語例文を把握して、苦手なものだけ簡単にノートにまとめました。また、二次対策の時には辞書としても優秀でした。他の問題集は解答後に問題文含め全文暗記というやり方を取りました。
古文・漢文
古典漢文は解答後に過去問や模試の現代語訳を必ず見て、ストーリーを把握しました。ストーリーはパターン化しているので慣れると楽です。また、源氏物語などの頻出古典は入門書やマンガを見てあらすじ全体を把握しました。解答時には多少面倒でも、問題文の主語、固有名詞を囲んでおくと後が楽です。
現代文、世界史、倫理政経
文系のセンター問題、特に現代文を解く時は、まず消去法で選択肢を減らし、次に根拠のある一般的な選択肢を選ぶやり方が効率的です。「センター試験の点数が面白いほどとれる問題集シリーズ」は問題解答が別冊になっていて非常に使いやすいです。
*生物
生物に関しては、単純な暗記を中心とする一般問題と考察問題の両方をバランスよく勉強したほうがいいです。
<私立大学受験対策について>
私大受験の問題集・参考書としては阪大レベルなら基本的にはセンター試験対策の流用で十分ですが、過去問に加えて苦手文系科目をする時間的余裕があれば一問一答方式の問題集がおすすめです。南山大学は英語の配点や難易度が高いので、英語には時間をかけました。ただ、それでも、勉強期間としては、センター試験終了後、二次対策と平行して行う程度で大丈夫です。


※ちなみに阪神地域の受験生は私大受験を地方受験方式にして、受験地を三宮にすると、近い上に、帰りに中華街とかアニメイトとかいろいろ楽しめるので超おすすめです

<大阪大学外国語学部について>
外国語学部は、メジャー言語とマイナー言語で偏差値が大きく異なります。一方で、マイナー言語は入学後の勉強がキツい所が大半なので、特に理由もなく偏差値の都合で専攻語を決める人は何語にするかの情報収集がとても大事です。さらに、無事に進級できた場合も、二年次から豊中キャンパスから箕面キャンパス(通称・箕面外国語大学)にキャンパスが変わり、一気にキャンパスライフが超不便な田舎暮らし(にゃんぱすーらいふ??)になります。ちなみに医歯薬系・工学部生は吹田キャンパス(通称・吹田工業大学)へ行くことになります。
<阪大外国語学部二次試験対策について>
外国語学部の二次試験は英語・国語が必須で選択必修科目として数学か世界史が選べました。例年の傾向として、世界史の方が有利なので、どちらも得意な人は迷わず世界史にしましょう。また、解答用紙ですが、論述問題に関しては、字数はあくまで目安で、ポイントさえ押さえていれば、高得点を出せます。難しい問題に関しても部分点を集める方向で行きましょう。そして、論述問題は答案と解答例を自分で見比べるだけではなく、知識のある人に添削してもらうことが合格への近道です。

*英語 
・点数配分に比例した時間配分がおすすめです。
特に最初の英文和訳と長文和訳と最後の英作文は練習しましょう。
・和訳はSVOや品詞の識別、さらに定形表現に注目しましょう。
・英作文対策は添削が一番効率的です。先生を活用しましょう。

*国語 
・基本的には部分点を集める作戦がおすすめです。
・書くべきポイントを何点か見つけ、それを論理的につなげて答案を完成させましょう。

*世界史 
・全体的に高校の世界史教科書を参考にしました。
・年号暗記よりも、同時代の出来事を時系列並び替え練習や、同時期の別地域の出来事の把握が効果的です。
歴史的な出来事の意義や類似点や後世への影響を意識しましょう。
・採点基準は書くべきポイントの数とその正確さだそうです。
さらにそれぞれのポイントが論理的に結合していないとだめです。

ちなみに受験会場前でドイツ国旗を振っていた正体不明の謎の団体を見て、最後にドイツ史を復習したら、本番でかなり出ました。前年はインドネシア国旗だったので、ひょっとすると世界史の出題範囲に何か関係があるのかもしれません・・・

<阪大二次試験対策で役立った参考書・問題集>
*英語
・阪大の英語20か年は全て解く必要はないです。苦手な分野の解説書としてどうぞ。
・英作文対策として基本英文シリーズは丸暗記が効率的です。
・問題精講シリーズは阪大の形式にあった問題のみ解けばOKです。
・ポレポレをやれば実力は保証されますが、難しいです。





*国語
※古文上達シリーズは全部やるとおそらく時間が足りないので、ひと通り問題文と和訳を読んで、ストーリーを頭の中に入れるだけで十分です。


*世界史 
勉強方法としては、基本知識が身についていることが前提ですが、まず過去問を解いて、その後、答案と模範解答を見比べて、1.書くべきポイントの内容と数。2.ポイントが論理的につながっているか。3.その他内容に違和感がないか。を見て。足りない点や間違っていた点を教科書や参考書等で確認して、メモします。その後、反省を踏まえて清書して、余裕があれば時間を置いて再挑戦します。
※自分一人でやるよりも他の人に添削依頼する方がよりおすすめです。
※帝国書院の世界史教科書は阪大教授が著者なので、ここから出やすく、答案の判断に迷った際はこちらを優先しました。

<目標設定やその他の生活習慣等について>
現役時代と浪人時代を比較して、役に立つかもしれないと思った事柄をまとめてみました。

手のひらサイズのメモ帳にその日やる事をまとめてリストアップし
・毎日日記をつけ、予定の確認や反省、改善アイデア等を書き留めた
・模試や出願や受験本番等の長期的な予定表も作成した
・遅くとも25時就寝を習慣付け、毎日6時間睡眠を目指した
・模試などでは、一つ上のレベルの英語専攻の偏差値の5年平均、最低でも自分の専攻語の偏差値の5年平均を目標とした
・大学公表のセンター試験配点や二次配点から、科目ごとの勉強時間を逆算して勉強した。具体的には英語中心。
・特に阪大外国語学部はセンター比率が低いので、二次中心に対策した
・模試やテキストの復習や質問を頻繁にして、添削も毎週依頼した
・さらに問題の大問別の解答時間の配分も意識して練習した。
・塾では実力に見合った講義のみ受け、夏以降は難易度の割に配点の低い講義は、プリント類だけもらって、あとは自習にした。
・BBCニュースアプリで英文記事タイトルをチェックして、おおよその内容が予測できなければ本文までしっかり読むという作業を毎日繰り返した。
・模試や受験本番の昼食は、荷物の軽量化とコンディションの平均化を目指すため、毎回カロリーメイトとドライフルーツにした
録画映像を使うだけの授業は一回わからなくなると質問できないし寝てしまうので絶対に利用しなかった。
 ・使わないとインクが乾いて書けなくなる万年筆を持っていたことは、自分にとって勉強のモチベーションの一つになった。
・寮生活になったことで、食事の時間や睡眠などの生活リズムを都合よく調整できた。


<おまけ>
他にも、現役時代と浪人時代を比べて違っていた点の続きです。(正直、あまり受験の参考にはならないと思いますが・・・)

※本屋でラノベや、評論の関連書籍などを読む時間が増えた
※塾の休憩室で無意味に時間を潰すよりも、梅田周辺を散歩したり本屋へ通ったり、アニメを見る道を選び、結果的には低ストレス生活を実現した。
※パソコンの前で無意味にネットサーフィンする時間が消えた
※代わりにスマホでゲームやアニメを見る時間は倍増・・・
※空きコマは本屋や茶屋町、土日は梅田周辺、連休は京都、三宮、日本橋、和歌山、西宮へ旅行した
夜は風呂の浴槽に重曹を入れた重曹風呂に浸かりながらアニメを楽しんだ

※最後に、浪人時代に見ていたアニメ一覧。ラブライブ、魔法少女まどか☆マギカ、きんいろモザイク、ご注文はうさぎですか?、ゆるゆり、Another、スクールデイズ、ささみさん@がんばらない、さんかれあ、はたらく魔王さま、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アウトブレイク・カンパニー、グリザイアの果実、サーバントサービス、ヨスガノソラ、一週間フレンズ、変態王子と笑わない猫、楽園追放、機巧少女は傷つかない、甘城ブリリアントパーク、魔法科高校の劣等生、氷菓、ニセコイ、キルミーベイベー、月刊少女野崎くん、俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる、シュヴァリエ、異国迷路のクロワーゼ、電波女と青春男、じょしらく、けいおん、ジパング

※ちなみに寮ではラブライブが流行し、センター試験開始までには寮の友人がことごとくラブライバーになりました。そして、センター試験前日なのにも関わらずラブライブの切手を買いに走る人が自分を含め続出しました・・・ 



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