2020-02-26

【大阪大学】阪大外国語学部のマイナー系言語専攻の就活事情と就活のコツについて




一般的に、卒業後の進路が不安なイメージを持たれがちな阪大外国語学部のマイナー系言語専攻ですが、実際の就活事情や就活のコツについて知っている範囲でまとめてみました。

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※ちなみに、ここで言うマイナー系言語とは、モンゴル語・インドネシア語・フィリピン語・ベトナム語・タイ語・ビルマ語・ヒンディー語・ウルドゥー語…といった主にアジア方面の知名度低めの言語です。


1.マイナー系言語でも阪大ブランドで平均以上の企業に就職できる
いろいろ下に見られがちなマイナー系言語専攻ですが、企業からしたら「阪大生」と一括りに見られるので、文系総合職ならほぼ確実に書類選考は通り、それなりに良い結果を出すことができます。

特に東南アジア系については、最近の日系企業の「脱中国・CHINA+1」ブームのおかげで人材需要があり、製造業では意外に人気です。


これは阪大外国語学部全体の男女別の就職先データ(2017年)ですが、マイナー系言語専攻に限定してもほぼ同じ感覚です。実際、自分の周囲でも広範な業種にばらけており、どれも有名企業ばかりでした。


2.専攻語や業界にこだわり過ぎなければ必ずどこかの企業には入れる
一般的に、これまでの専攻と関連した就職先を探すのが普通ですが、マイナー系言語の場合、ある程度は妥協して柔軟な考え方で就活に立ち向かう必要があります。例えば、第二言語や英語力、あるいは卒論テーマに注目すると比較的考えやすいかと思います。

また、文系総合職としての採用だと最初から専攻語を生かせる海外関連の部署にいける保証はなく、業界ごとの相性もあるので、最初はいろいろな業界を幅広く見て徐々に絞っていくのがいいと思います。


3.英語能力を前提に留学経験や追加の資格・技能がアピールできると強い
最近は普通レベルの通訳・翻訳家の価値が暴落し、どの言語専攻でも直接的な言語能力だけの人材は不要とされつつあります。そのため、就活対策としては、TOEICスコアを前提に、留学経験、プログラミングや簿記や国家資格といった追加の能力も身につけて、単なる言語能力だけではなく、タフさとポテンシャルもアピールしていくのが有効と思います。


まとめ
結論として、マイナー系言語専攻でも、しっかり対策さえしておけば他のメジャーな欧米系言語専攻と同等に就活では戦えます。むしろ入りやすいわりに希少価値があるので、トータルの効率は良いかもしれませんね。

また、どの企業に入っても最初は直接的にこれまでの知識が役立たない可能性が高いですが、大学で鍛えた問題解決のプロセスや論理的思考力はどの分野でも応用可能です。またマイナー系言語でも、一度くらいはこれまでの知識経験を生かせるチャンスが巡ってくるチャンスはあると思うので、何らかの形で能力を維持できればよいのでは?とも思います。

そして、最近は高学歴学生向けの就活支援サービスも出てきているので、ナビサイト一本ではなくそうした便利なツールも使ってみると、よりハイクラスの求人に出会えます。

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