今回は以前の記事に関連して、優待株の値上がり差額狙いで投資しようと考えている投資初心者向けに、注意しておきたいポイントをまとめてみました。
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そもそも差額狙いの優待投資とは、株主優待の内容が人気の銘柄の株を事前に仕入れておき、値上がりしたら株主優待の権利確定日前に売却して、値上がり益を狙うという投資手法です。優待株として人気の株は権利確定日にはほぼ確実に値上がりするので、投資初心者には比較的簡単な方法です。これとは逆に、信用取引で株主優待だけを手に入れるクロス取引という方法もありますが、逆日歩で大損するリスクもあるので注意です。
以下では銘柄選びで気をつけるべきポイントとコメントをまとめています。
1.株主優待の内容が一般的に人気があること。
※株主優待が魅力的であればあるほど権利確定日まで値上がりします。
2.株主優待が金券・現物で、割引券でないこと。
※○○円以上購入で△△%割引というタイプは嫌われる傾向にあります。
3.前年より株主優待の中身が改悪されてないこと。
※株主優待が改悪されると株価は一気に下落します。
4.株式の長期保有が条件ではないこと。
※「○年以上の保有で株主優待進呈」のタイプは値動きが相対的に緩慢です。
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5.優待権利確保のための最低投資金額が高すぎないこと。
※個人的には最低投資金額が50万円以下の銘柄のほうが値動きがあると思います。
6.個人株主比率が高めであること。
※株主優待目当ての個人株主が多いと、その分値動きも活発になります。
7.過去の実績(チャート)が権利確定日前後に値動きがあること。
※毎年、権利日直前に値上がりしているかチェックしましょう。
8.最近の不祥事や財務状況など株価下落要因が低いこと。
※株主優待の内容が魅力的でも、報道などで大々的な赤字のニュースが出ている時は危険です。場合によっては突然の優待廃止や改悪なども・・・
9.全体の相場や為替が下落傾向でないこと
※日経平均株価などが下がり調子だったり、円高傾向になると、会社自体は問題なくとも流れに引きづられて利幅が減ります。特に、円高傾向が続く場合は内需・ディフェンシブ銘柄に乗り換えたほうが吉です。
ちなみに自分の実績としては一月あたり投資額の5%前後の利益が出ていますが、実際にこの記事を参考に投資を始める人は、当然ながらくれぐれも自己責任でお願いします。
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