2025-05-03

【注意喚起】危うく名義貸しの闇バイトに引っかかりそうになった話




先日、久々に実家に帰省したら、不在の間に家族が危うく携帯関連の闇バイトの勧誘に引っかかりそうになっていたことが判明しました。

今回はバイトに参加せず事なきを得たようですが、かなり巧妙な内容だったので、注意喚起も兼ねてその経緯を紹介します。

ちなみに、知り合いの中には、このバイトに参加してしまった人もいたそうなので、その人の悲惨な後日談も合わせて紹介します。


【経緯】
去年の春頃、家族が参加している副業・投資関連のLINEグループに以下のバイト募集の投稿が出たそうです。



また同時期に、別の副業系LINEグループの知り合いの人から「今度、大阪で携帯関連の高額バイトに誘われたけど一緒に行かない?交通費・宿泊費も出るらしい。」等と詳しい説明はない状態でお誘いが来たそうです。

※携帯ホワイト・ブラックというのは、おそらくクレジットカードやローンの支払いでこれまで問題がない人をホワイト、過去に支払い遅延や滞納履歴があった人をブラックと呼んでいるようです。

この段階で、家族はなんか怪しいバイトだと思ったようなので、お誘いは断りそのままこの話は忘れていたようです。

ちなみに、実際にバイトに参加した人によると、土日の間に携帯ショップを何件も回って携帯回線と端末購入の契約を行い、最後に当日の報酬と交換で、契約したスマホ端末を回収されて解散したそうです。

その後年末に、LINEグループのメンバーで実際にバイトに参加した人が、たまたま自身のスマホの機種変更で携帯ショップに行ったところ、これまでの携帯料金と端末代が未納になっていることがわかり、詐欺の被害に遭った事実が判明したそうです。

バイトに参加した人は、携帯ショップや警察にも相談したそうですが、あくまで本人が自分で契約した内容のため、未納料金約100万円の請求はそのままで、逆に違法な「名義貸し」ということで追及され、現在も未解決のままだそうです。

今回のような闇バイトで回収されたスマホはそのままオレオレ詐欺等の犯罪に利用されます。

また、バイトに参加してスマホ端末を引き渡した本人も名義貸し行為について「携帯電話不正利用防止法に違反する犯罪行為」として追及され、最悪2年以下の懲役または300万円以下の罰金に処せられる可能性があります。

さらに、スマホ端末と回線契約の名義は本人のままのため、今回バイトに参加した人のように、これまでの回線料金と端末代は本人が負担する義務が生じます。

なお、この記事を見て、同様の闇バイトに加担していたかもと思った人は、すぐに警察と携帯ショップに相談することをお勧めします。

これまでの未納料金は免除されない可能性が高いですが、それ以上の請求をストップできる可能性があります。警察に対しても自首扱いということで、軽めの処分で済む可能性があります。

また自分は関係ないと思った人も、家族友人に被害者がいないか念の為確認してみることをおすすめします。

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