今回は中学や高校で英語が苦手な人のために、参考になりそうなことを分野別に書いてみました。英語学習初心者の人や、堕天してドロップアウトしてしまった中学生や高校生におすすめです。
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まず英語学習と一口に言っても学ぶべき分野はいくつかあり、すべての分野をある程度以上マスターできないと全体的な英語力はあがりません。(英語ニュースを毎日聞き流しているだけでは英語の成績は上がりません。)
ちなみに高校受験や大学受験を目的とした場合の優先順位は以下の順になると思います。逆に海外留学や就職時には、英文読解とリスニングとスピーキングが重要になってきます。
0.英単語
1.英文法
2.英文読解
3.英文和訳
4.英作文
5.リスニング
6.スピーキング
7.一般常識や過去問の傾向
次に分野別の攻略法や参考書を自分なりにまとめていきます。※今回は基本的な事を選んで紹介してみます。さらにステップアップしてみたい人は自分で調べてみることを推奨します。
0.英単語
キクタンやシステム英単語といった単語帳をベースに覚えていきます。スペル・意味・例文の3点をセットにして、読んだり書いたりして覚えていきます。覚える際は、「毎日1ページずつ完璧に覚えて毎日違うページに進む」というやり方よりは、「毎日同じ数ページをセットで覚え、翌週次の数ページをセットで覚える」という覚え方の方が定着しやすいです。
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なるべく単語を連想して思い出しやすくするために、「内容に関連した」落書きやメモは推奨です。自分は好きなブランドやアニメの中で英単語が出てきたら単語帳にメモしていました。それから語呂合わせなども積極的にメモっていきました。また、接頭辞や接尾辞の特徴を一通り抑えておくと、応用がきくので暗記効率が上がります。
1.英文法
英文法は自分の伝えたいことを正しく伝えるためのツールです。基本的には学校の授業や問題集を普通にこなしていれば最低限のレベルは見に付きますが、自習するなら、ネクステージやクローバーといった参考書・問題集がいいと思います。使い方としては、テキストを2周以上こなして、間違った英文を見たときに違和感を感じられるようになればある程度OKだと思います。
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ただ、個人的には英文法の参考書・問題集は、全体をある程度理解した後はそれ以上やっても伸びが少ないと思うので、辞書代わりに使う感じで十分だと思います。
2.英文読解
この分野はいろいろな参考書が出ているのでそちらが詳しいです。普通の英語長文は日本語と違って「結論+例」という構成で出来ていることが多いので、その辺を意識して読むとわかりやすいと思います。
また、自分の理解度を調べる方法としては、英語長文を少し早めに読んでみて、詰まる所が特に弱い部分です。また、大抵の場合、難しい単語や表現が出てきて手が止まりますが、別の文や段落を見ると別の表現で繰り返していることが多いです。
この分野に関しては1つの問題文に執着するよりも、いろいろなテキストにあたって英文を読むことに慣れていくことが重要だと思います。学校のテキスト以外にもBBCやCNNのような英語ニュースを読むことも効果があります。
3.英文和訳
細かいテクニックは参考書が詳しいのでそちらに任せますが、「構造分析をする・わかる単語だけでも訳してつなげる・想像力を働かせて何か書く」というが初心者向けのポイントです。解答時にはどこからどこまでが主語・述語・目的語なのかを区別し、パーツごとに分けて訳して最後に合体させると解きやすいです。
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採点時には文法・単語・内容などの各項目からミスを減点されていくので、最初のうちは「なんとなく」訳せるレベルから、最終的には「精密に」訳せるようにしましょう。
4.英作文
これは定番の英文を覚えて、それを応用しつつ自分の知っている単語で書く練習をして、添削してもらうのが一番確実だと思います。定番の英文としては以下のような参考書がいいと思います。一般的に採点方式は減点式なのでレベルの低い英語でも、文法ミスがなくテーマにそった英文であればかなりの部分点がもらえます。
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添削は、明らかに文法的・単語的におかしい部分を指摘してもらい、自分らしさをなるべく残してもらうと覚えやすく、つぎに活かしやすいです。それから英語の添削指導といえばZ会が有名ですが、復習・見直しをしないと全く意味がないので注意です。
リスニングは勉強の材料は自由ですが、受験勉強のためなら、英語のニュース、有名人のスピーチ、英語の論説文、英語の小説などを聞くのがいいと思います。ポイントとしてはただ漫然と聞き流すのではなく、途中でメモをとったり、文中のキーワードを意識して聞くといいです。自分の理解度をチェックするポイントとしては、聞いた内容の要点を人に説明できればOKです。
6.スピーキング
これに関しては実際に話して数をこなすのが一番の近道です。英会話の場合は文法や単語は多少間違っても、最終的に自分の意思を相手に伝えられたらOKです。何を勉強の材料にするかは自由ですが、最終的にはディスカッションや「社会問題やニュースの概要を述べて、それに自分の意見や感想を述べる」ことができると実用性が高いです。
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※ちなみに英会話は残念ながら受験の場合は役立つ場面が少ないので、時間がないときには省略しましょう。逆に、大学入学以降にしっかり勉強しましょう。
7.一般常識や過去問の傾向
入試問題でよく出るテーマなどを勉強します。ある程度以上の大学の入試問題になると出題傾向というものがあり、出やすいテーマと出ないテーマがあります。そのため過去問を数年分解いておおよそのテーマを把握し、日本語で関連知識を調べておけば、場合によっては問題文をよく見なくても解ける場合があります。
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ちなみに、今回紹介した内容でも難しいという人は、英検(実用英語技能検定)のテキストと模擬試験を、かなり低い級から順番に攻略していくと段々慣れてくるので効果的です。また、英検2級以上は実用的な価値も大きいのでオススメです。
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