今回は、夏休みを楽しむ全国の中学生や高校生の難敵の一つ「税の作文」について、国税庁などが公開している過去数年分の入選作品を分析して、課題攻略に向けてのヒントをまとめてみました。
関連:【夏休み課題】入賞作品の分析から考える人権作文の攻略法
関連:勉強に関する過去記事
目次
Ⅰ.そもそも税金とは?税の作文とは?
Ⅱ.入賞作品に多いテーマ・キーワード
Ⅲ.作文の構成や書き方
Ⅳ.裏ワザ
Ⅰ.そもそも税金とは?税の作文とは?
税金とは自分たちの社会を動かすためのお金で、超簡単に言うと、「公共」と名のつくものは税金が絡んでいます。例えば、日本のために働く公務員の給料や、仕事道具の経費などになったり、あるいは補助金や支援物資などの形で、貧困や病気で困っている人に再分配されます。また、税金にはいろいろと種類があり、税率などもそれぞれ異なります。
税の作文(税についての作文・税に関する作文)は、この税金についての意識を高める作文を集めるコンクールです。具体的には、生活の中で見聞きした話や、自分が経験した出来事を通じて、日頃お世話になっている税金について考えようという作文です。ちなみに、その目的とスポンサーの関係で、「納税や税金に肯定的な作品」しか入賞しないようです。
Ⅱ.入賞作品に多いテーマやキーワード
国税庁のホームページなどから過去の入賞作品を見てみると、税金の使い道・税制・自分たちの将来と税金といったテーマに関する作品が多いです。また、ふるさと納税やオリンピックや地震といった最近のニュースに関連したキーワードもちらほらありました。また、税金と一口に言っても消費税以外について書いてある作文も多かったです。
また、よく見かけるキーワードとしては、医療・福祉・教育・消費税が多い印象でした。
Ⅲ.作文の構成や書き方
基本的には「序破急」あるいは「起承転結」といった構成で書いているものが大半でした。具体的には、最初に、身近な話題やニュースから始めて、ネタに関する税金や制度についての説明と、それらと自分たちとの関わりを述べ、最後にまとめの文を書いて、税金の重要性について訴えたり、あるいは自分自身がよい納税者になれるように努力したい、といった事を書いて終わりです。
Ⅳ.裏ワザやコツ
作文を書く前に、国税庁の「税に関する作文」のページを見て、税金に関するデータを見て、その後、過去の入賞作品を数年分一通り読んでみるのが一番手っ取り早いです。内容をそのままコピーするのはよくないので推奨しませんが、ネタの見つけ方、話の進め方、最後のまとめ方などは作文を書く上でとても参考になります。また、国税庁の統計などのデータから具体的な数値を出して作文に反映できれば、結構説得力のある作文に化ける上に字数もそこそこ稼げるのでおすすめです。
それから、例文のコピペやパクリ、ヤフー知恵袋での募集、というのは有名ですが結構な確率でバレるそうなので個人的にはおすすめしません。その代わりに、
1.「ある程度作文を書いて」周りの人に見せて添削してもらいつつ仕上げてしまう方法
2.過去の入賞作品を材料にして、自分の言葉や体験に置き換えてしまう方法
3.税金や社会問題などに関連した本を読んで読書感想文風に書く方法
といった方法が使えそうかなと思います。特に最後の方法は内容を加筆修正して再編集すれば読書感想文としても提出できるので一石二鳥だと思います。
参考記事・参考リンク
・税についての作文(税の作文)攻略のヒントをまとめてみた
・税についての作文と読書感想文を同時攻略するのに使える本
<ブログトップへ戻る>
WEB拍手ボタン・コメント
バーバラ ミント
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 520
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 520