今回は進学や就職などで新しい賃貸物件に転居する大学生や新社会人向けに、入居前に最低限やっておいたほうがいいことを、20項目厳選してご紹介します。
【賃貸契約前の部屋設備の確認編】
ここでは、賃貸の契約前から契約直後に行うべき部屋設備の確認項目を紹介します。この作業を怠ると、最悪の場合、退去時に高額な退去費用を請求される恐れがあるので要注意です。
1.破損個所の撮影
部屋を隅々まで観察し、ひび割れや破れや汚れなど破損箇所がないか確認し、もし発見した場合は、すぐにスマホなどで撮影し、不動産屋に連絡して修理が可能か相談してください。修理しない場合も、画像を保存した上で一応、不動産屋に相談して記録を残します。
この作業を怠ると、入居者の責任として、最悪退去時に高額な費用請求が来ます。
2.電気・ガス・水道の動作確認
これも1と同様で、電気・ガス・水道の動作確認は重要です。万が一故障している場合は、不動産屋に相談すると、ガスコンロの貸し出しや家賃の割引の提案等があります。
3.エアコン・換気扇・備え付け家電の動作確認
エアコン・換気扇などの備え付け家電の動作確認は、故障があるかのチェックと、汚れ具合を確認することで、その後の清掃作業の参考になります。
4.コンセント位置の確認
家電の配置の参考になるので、よく確認しましょう。位置が悪い場合は延長コードの利用も検討しましょう。
5.ネット回線と接続位置の確認
ネット回線つきの物件の場合は、実際につなげて速度の確認し、LANケーブルのコンセントのみの場合は位置を確認して、家具家電にふさがれない配置を考えましょう。
6.窓の位置と太陽が当たる向きの確認
一般的に東向きの窓は午前中に朝日で明るくなり、午後に暗くなります。一方で、西向きの窓は午前中に暗く、午後に明るくなります。また、南向きの窓は午前・午後のどちらも日当たりがいいと言われています。そのため日当たりを確認し、問題がないか確認しましょう。
7.カーテンの確認と設置
カーテンは物件によっては設置済の場合がありますが、基本的には自分で設置する必要があるので、カーテンの長さや幅などのサイズを確認しましょう。
8.壁や床の色味の確認
壁や床も汚れなどがないか確認するとともに、色味を記録しておくと、その後の部屋の敷物の材質や色合いの調整ができます。
9.照明タイプの確認と設置
照明器具も自分で設置する必要がある物件が多いので、照明タイプとサイズ確認は必要です。
10.収納スペース・家具・家電の配置場所のサイズ確認
収納スペースや家具家電の設置は、サイズが決まっているので、実際に収納場所のサイズを測り、しっかり収納できるようなものを準備しましょう。
☆続いて、実際に入居の日取りが決まった後、引っ越しの数日前からすべきことをご紹介します。
【リビング編】
基本的には清掃や防虫作業が大半ですが、入居期間内のキズを防いだり掃除の手間を省く裏技もご紹介します。
11.掃除機と床拭きと換気
家具家電を運び込む前にまずは全体の掃除をします。
12.防虫剤・除湿剤・防臭剤の設置
引っ越しの段ボールに虫がついてくることが多いので、引っ越し前後には防虫剤の設置ができると理想的です。その他、必要に応じて収納スペースなどに除湿剤・防臭剤を設置します。
13.部屋の角や段差のマスキング
部屋の角や段差などにマスキングテープを貼っておくと、引っ越し時に余計なキズがつきにくくなるので便利です。
14.エアコンフィルターの清掃
エアコンフィルターの清掃は、冷房効率の向上や部屋の清潔さに関係するので、合わせて掃除すると楽です。
15.家電や家具の下にクッションゴムの設置
家電や家具の下にクッションゴムを設置すると、床のキズを防げるだけでなく、地震の際の倒壊リスクも下げられるので、かなりオススメです。
16.机や椅子の床キズ対策
机や椅子の下には床キズ対策として、靴下状のカバーをつけておくと、床のキズが少なくなり、高額な退去費用を回避できます。
【水回り編】
ここでは、キッチン・浴室・洗面所・トイレなど、意外に重要な水回り関連の作業を紹介します。あとからやると地味に面倒なので、入居時にまとめてやると楽です。
17.コンロ周りの壁や窓枠のマスキング
コンロ周りの壁や窓枠の中にマスキングテープを貼っておくと、その後の清掃作業がマスキングテープを貼りかえるだけになり、掃除が圧倒的に楽になるのでオススメです。
18.洗面台、浴室の排水口にゴミキャッチを設置
洗面台、浴室の排水口に網状のゴミキャッチを設置しておくと、掃除が楽になり、配管詰まりのリスクも下がります。
19.トイレ掃除と便器の撥水コーティング
トイレの動作確認を兼ねてトイレ掃除を行い、そのあとに撥水コーティングをしておくと、その後のトイレ掃除の手間が下がるのでオススメです。
20.トイレ便器にトイレスタンプ
最近は、トイレ便器内設置するスタンプ状の洗浄剤もあり、これをつけておくとトイレを利用するたびに自動でトイレ掃除ができるので、かなりオススメです。
以上、厳選した20項目でした。
こだわる人はこれ以上の作業もありますが、とりあえず数年間住む程度の大学生であれば、今回紹介した内容をしっかりやっておけば、コスパよく快適に住めると思います。
不動産関連の過去記事
・【下宿選び】大学生が寮と賃貸アパートを住み比べてわかったことを比較してみた【大学生活】
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