今回は阪大外国語学部の受験偏差値や倍率について、受験生向けに有益そうな情報をまとめてみました。赤本や予備校の解説などでは一応、偏差値は平均60と言い切っていたり、あるいは丁寧に56〜65と書いてありますが、少々補足が必要かなと思ったので書いてみました。※予備校で受験情報を手に入れられている人には常識かも。
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まず前提として、阪大外国語学部は各専攻ごとに募集人数が少なく、英語や中国語といった比較的人数が多く安定しているメジャー言語以外は、志願者の属性や数がバラバラなので、偏差値や倍率はほぼ毎年変動し、あまり参考になりません。続いて、この毎年変動する倍率や偏差値の理解のヒントとなる情報を紹介していきます。
1.専攻語を一度に複数受験できない
阪大外国語学部の専攻語は、日本語専攻を除いて成績で専攻語が振り分けられるわけではなく、選択した言語の一本勝負となります。そのため、現役では欧米系の主要言語を狙ってた人が、浪人で目標を下げてマイナー言語で再挑戦というのはありがちなパターンです。
2.志望と成績で振り分けられる日本語専攻
日本語専攻は、海外に派遣する日本語教師の育成を想定しているので、最初の2年は他の専攻語クラスに入試時の志望と成績によって振り分けられて、全く同じ扱いで専攻語の授業を受けます。そのため、日本語だけではなく他の言語も必修で、さらに想定外の言語を学習する可能性もあります。
2.外国語学部は学内の滑り止め的な立ち位置?
阪大外国語学部はもともと大阪外国語大学が大阪大学と合併してできた学部で、キャンパスも外大時代の不便な箕面キャンパスをそのまま利用しているという来歴もあってか、学内では比較的入りやすい学部であると言われています。
そんなわけで、阪大外国語学部は純粋に外国語を勉強したい人のほかに、とりあえず阪大に入りたい人も集まりがちな傾向にあると言われています。実際にマイナー言語は、阪大経済学部といった人気学部への学内編入の踏み台にされているというのも事実です。
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3.マイナー言語はギャンブル
スワヒリ語・モンゴル語・ウルドゥー語・インドネシア語に代表されるマイナー言語は、他の言語や他の学部より志望倍率が低いこともあってか、とりあえず阪大に入りたい人にとって絶好のターゲットとなり毎年実際の難易度は大きく変動します。
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3.マイナー言語はギャンブル
スワヒリ語・モンゴル語・ウルドゥー語・インドネシア語に代表されるマイナー言語は、他の言語や他の学部より志望倍率が低いこともあってか、とりあえず阪大に入りたい人にとって絶好のターゲットとなり毎年実際の難易度は大きく変動します。
そのため、倍率や最低点は正直あてにならないので、ある程度は見かけの情報以上の実力がないと厳しいかもしれません。しかも、入ったところで無事に進級・卒業できるかは別の話です・・・
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6.箕面キャンパス移転後は倍率・偏差値が急上昇?
阪大外国語学部が他の学部と比べて難易度が低めな理由として、絶望的な箕面キャンパスの立地の悪さということがあります。
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6.箕面キャンパス移転後は倍率・偏差値が急上昇?
阪大外国語学部が他の学部と比べて難易度が低めな理由として、絶望的な箕面キャンパスの立地の悪さということがあります。
そんな箕面キャンパスですが、2021年に千里中央近くの便利な場所に移転することが確定したので、これからの受験難易度は全体的に急上昇することが予想されます。
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5.現時点では穴場なAO・推薦入試
大阪大学では最近、世界適塾入試というAO・推薦入試を導入しましたが、知名度の低さもあってか外国語学部をはじめとする各学科に定員割れが続出しています。そのため、阪大に入るだけなら2017年時点では相当な穴場だと言えます。
関連:英語の勉強の仕方がわからない人向けに分野別アドバイスをまとめてみた
4.一般入試は英語さえできれば案外どうにかなる?
阪大外国語の受験科目はセンター五科目と二次試験(英・国・歴史or数学)という科目構成ですが、圧縮配点になっているので、それを踏まえて考えると、英語の比率がかなり大きくなり、センター試験の足切り点をクリアすれば、あとは二次の英語だけ満点をとれば残りの科目がほぼ0点でも倍率の低いマイナー言語くらいなら簡単に入れそうな計算になります。
関連:センター数学0点でも大阪大学に入れる?方法
こんな感じで、阪大外国語学部の特にマイナー言語は見た目の倍率や偏差値以上に難易度が読みにくいです。さらにオープンキャンパスやネットの評判を見ると、偏差値としては同レベルでも、その後の言語の習熟度、進級・卒業や就職といった状況はかなり違うので、どの専攻語を受けるかは結構大事です。
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5.現時点では穴場なAO・推薦入試
大阪大学では最近、世界適塾入試というAO・推薦入試を導入しましたが、知名度の低さもあってか外国語学部をはじめとする各学科に定員割れが続出しています。そのため、阪大に入るだけなら2017年時点では相当な穴場だと言えます。
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4.一般入試は英語さえできれば案外どうにかなる?
阪大外国語の受験科目はセンター五科目と二次試験(英・国・歴史or数学)という科目構成ですが、圧縮配点になっているので、それを踏まえて考えると、英語の比率がかなり大きくなり、センター試験の足切り点をクリアすれば、あとは二次の英語だけ満点をとれば残りの科目がほぼ0点でも倍率の低いマイナー言語くらいなら簡単に入れそうな計算になります。
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こんな感じで、阪大外国語学部の特にマイナー言語は見た目の倍率や偏差値以上に難易度が読みにくいです。さらにオープンキャンパスやネットの評判を見ると、偏差値としては同レベルでも、その後の言語の習熟度、進級・卒業や就職といった状況はかなり違うので、どの専攻語を受けるかは結構大事です。
最近ではビルマやインドネシアといった国は注目を集めているので、ひょっとすると、どこの大学にでもあるメジャーな欧米系言語を受けるよりも、こうしたマイナー言語を受けるほうが将来性はあるかもしれません。
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